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最先端物流の現場を体感!MonotaRO笠間DC見学レポート

2025.07.03

2025年6月25日(水)、株式会社MonotaRO様の茨城県笠間市にある「笠間ディストリビューションセンター(以下、笠間DC)」の見学会を開催いたしました。当日は、30名の方が参加して頂き、さらに経済産業省からもご来賓をお迎えし、非常に意義深い見学会となりました。

■ 見学会の概要

開催日:2025年6月25日(水)
協力企業:株式会社MonotaRO様 
見学場所:笠間ディストリビューションセンター(茨城県笠間市)
今回の見学会では、株式会社MonotaRO様の多くのスタッフの皆様にご対応いただき、物流センターの詳細な説明とともに、施設内の各エリアを丁寧にご案内いただきました。参加者一同、物流の最前線を体感する貴重な機会となりました。

■ 笠間DCの概要

笠間DCは、2017年に茨城県笠間市に開設された、株式会社MonotaRO様の物流ネットワークの中核を担う施設です。地上1階平屋建てで、延床面積は約17,000坪で、業界最大級の規模を誇ります。

住所:茨城県笠間市
敷地面積:約90,000㎡
建物構造:地上1階平屋建て
延床面積:約17,000坪
従業員数:社員数は約600名(正社員。アルバイト等)

■ 稼働時間と運用体制

笠間DCは、稼働時間:日〜金:8:00〜翌7:00(23時間稼働)土日祝:9:00〜18:00
この稼働体制により、迅速かつ安定した商品供給が可能となっており、顧客満足度の向上に大きく貢献しているとのことです。

■ 最新設備と技術の導入

笠間DCでは、物流の効率化と精度向上を目的に、数々の最新設備が導入されています。見学では、以下のような技術を実際に目にすることができました。

● 自動搬送ロボット「Racrew」(日立製作所製)
 倉庫内で商品を自動的に搬送するロボット「Racrew」は、ピッキング作業の効率化に大きく貢献。
 人とロボットが協働することで、作業負荷の軽減と生産性の向上を実現しています。

● 自動製函機
 出荷用の段ボールを自動で組み立てる「自動製函機」により、作業時間の短縮と資材の最適化が
 図られています。

平面型ソーティングロボットシステム「 T-Sort 」による仕分け作業
 高速かつ正確な仕分けを可能にする「T-Sort」システムを導入。商品を自動で仕分けることで、
 人的ミスの削減と処理能力の向上が実現されています。

● 高速バッファ装置(SAS)
 複数の商品を効率的に荷合わせする「SAS(Speedy Accumulation System)」により、出荷前の
 準備工程が大幅に効率化されています。

● MOVOバースによる車両管理
 物流車両の入出庫を管理する「MOVOバース」を活用し、車両の待機時間を削減。
 スムーズな物流運用が可能となっています。

■ 安全・環境への配慮

笠間DCでは、従業員の安全と健康を守るための取り組みも徹底されていました。

● 安全道場の設置
 施設内には「安全道場」が設けられており、新人教育や定期的な安全研修が行われています。
 実際の作業環境を模した設備で、危険予知や対処方法を学ぶことができます。

■ 参加者の声

 見学後のアンケートでは、多くの参加者から以下のような感想が寄せられました。
  「自動化の進化に驚いた」
  「現場の工夫がよく分かった」
  「物流の未来を感じた」
  「安全への配慮が素晴らしい」
 特に、物流設備、物流現場の様子、従業員の教育体制に感銘を受けたという声が多く、
 物流業界への理解が深まる機会となりました。

■ まとめ

今回の見学会は、株式会社MonotaRO様の全面的なご協力により、非常に充実した内容となりました。最先端の物流技術と、従業員を大切にする運営体制を間近で見ることができ、参加者一同、大きな学びと刺激を得ることができました。

日本3PL協会では、今後もこのような見学会を通じて、物流業界の魅力や可能性を広く発信していきたいと考えております。


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