3PL管理士講座
「3PL管理士会主催」㈱CX鳥栖流通センター見学会報告
2026.07.25
令和8年7月21日(月)・22日(火)の2日間にわたり、㈱CX鳥栖流通センター見学会「3PL管理士会 in 鳥栖」を開催しました。

【1日目 物流現場の視察と講演会】
初日は、株式会社CXカーゴ様のご協力のもと、「鳥栖流通センター」および「鳥栖冷凍流通センター」
を見学しました。
鳥栖流通センターでは、九州・沖縄地区の生協物流を支える複合型物流センターとして、在庫保管
(DC)、店舗向け仕分け(TC)、宅配セット(SC)、輸配送機能を一体的に運営する物流体制や、
自動倉庫・デジタルピッキングシステムなどの物流設備について説明を受け、効率化と品質向上への
取組を学びました。
続いて見学した鳥栖冷凍流通センターでは、在庫センター・店舗通過センター・宅配事業セット
センターを備えた複合型冷凍物流施設として、コールドチェーンを維持する高度な温度管理や高精度な
仕分けシステムなど、食品物流を支える先進的な取組について理解を深めました。

センター見学終了後は、有限会社エイチ・アイ・プランニング 代表 岩﨑仁志氏を講師にお迎えし、
「改正物流二法への対応を踏まえ、企業の将来ビジョンをえがく ~人が辞めない会社へ~」をテーマに
セミナーを開催しました。
講演では、2026年4月に施行された改正物流効率化法を踏まえ、物流企業が今後取り組むべき経営戦略
についてご講演いただきました。
法改正への対応を単なる法令遵守に留めるのではなく、荷主企業との戦略的なパートナーシップを構築
し、物流改善やKPIの共有、サプライチェーン全体の最適化を提案できる企業へと進化することの
重要性が示されました。

また、大手企業との差別化を図るためには、自社の強みを生かした専門物流や高付加価値サービスの
提供に加え、食品流通加工やフードロス削減など、物流の枠を超えた価値創造が求められることに
ついても解説いただきました。
さらに、5年後・10年後を見据えた企業ビジョンの策定、人材育成、安全管理、DXの推進、共同輸送や
輸送効率化など、2030年問題を見据えた持続可能な物流経営の方向性について、多くの事例を
交えながらご講演いただきました。
参加者は、改正物流2法への対応を企業成長の契機として捉え、自社の将来ビジョンや経営戦略を
考える上で多くの示唆を得る機会となりました。
セミナー終了後は博多市内へ場所を移し懇親会を開催しました。参加者同士が見学や講演内容に
ついて活発に意見交換を行い、企業や業種の垣根を越えた交流を深める貴重な時間となりました。
【2日目 見学会】
2日目は希望者による見学会を実施し、「九州国立博物館」および「太宰府天満宮」を訪問しました。
少人数での見学となりましたが、日本文化やアジアとの交流の歴史に触れるとともに、歴史ある文化財
を見学しながら参加者相互の交流を深め、2日間の管理士会を締めくくりました。

今回の管理士会は、物流現場の視察、専門家による講演、参加者同士の交流、そして歴史・文化に
触れる見学を通じて、多面的な学びを得る貴重な機会となりました。今後も日本3PL協会では、
3PL管理士の知識向上と会員相互のネットワーク強化につながる活動を推進してまいります。